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浄福寺概要

浄福寺概要

  • 名称
  • 千手山 普門院 浄福寺
  • 宗派
  • 真言宗 智山派(総本山は京都の智積院)
  • 開山
  • 文永年間(1260年代)
  • 中興開基
  • 永禄年間(1560年代)
  • 本尊
  • 大日如来(金剛界)
  • 霊場
  • 多摩八十八箇所霊場 第六十六番

当山は、武蔵国多摩郡松嶽(現在の東京都八王子市下恩方町)にある真言宗智山派の寺院です。真言宗は、弘法大師空海(774-835)が唐の国より密教を招来したことが始まりです。空海は、八葉蓮華の山々からなる高野山に広大な伽藍を形成し、密教の秘法を弟子たちに伝えました。密教では、私たちも含め、全ては大日如来の変化(へんげ)であると考えます。私たちの宗団は、宗祖弘法大師空海、中興の祖である興教大師覚鑁の流れを汲み、学問を大切にしてきた智山派でございます。

浄福寺は、山号のみならず、院号の普門が観世音菩薩の功徳を表すことからも、創建の時より千手観音を大切にお祀りしてまいりました。ご本尊は金剛界の大日如来であり、両部曼荼羅に加え、伝来の諸物からは伝法灌頂(密教の秘法を弟子に伝える儀式)を行っていた密教寺院でもあります。浄福寺の後背には、浄福寺城(新城・案下城とも云う)がございます。浄福寺城は中世の典型的な山城の構えをなしており、その遺構は今なお目にすることができます。

境内は多くの草木で満たされています。特に、春は梅の古木の匂いに始まり、樹齢数百年の枝垂桜は高さ十数メートルもあり圧巻でございます。そして、後背の山の雑木に山桜が色を添えて春が終わります。春だけではなく、四季折々の色を楽しめる境内です。

浄福寺では、年間を通しまして様々な行事が行われております。施餓鬼会や彼岸会といった伝統的な仏教行事のみならず、毎月第三日曜日には写経会が行われています。また、夏休みには、お檀家さんの子どもや地域の子どもたちが集まり、寺子屋を開いています。

濃い緑に彩られた静寂なる場に是非一度足をお運びください。

合掌

境内案内

本堂

本堂は、正面11間、奥行6間半であり、享保8年(1723年)に再建されました。約300年前の姿を残します。

鐘楼

梵鐘は、寛保年間(1740年代)の鋳造であったが、太平洋戦争にて供出されました。現在の梵鐘は昭和47年に再建されています。

宝篋印塔(ほうきょういんとう)

天保年間(1830年頃)に建てられた塔です。宝篋印塔は、真言宗の経典を奉納した塔のことです。

観音堂

浄福寺城の中腹にはかつて千手観音が安置されていた観音堂があります。観音堂に続く山道には三十二体の観音様が祀られています。

枝垂桜

正面に一本、本堂の後ろに一本の枝垂桜があります。特に後背の枝垂桜は樹齢数百年であり、壮大に咲き誇ります。。

紅梅

本堂正面には、樹齢数百年の紅梅があります。その枝ぶりは、久遠の時を感じさせるものです。

椿

浄福寺城に至る山道には観音様をお祀りしています。観音様の横には、縁のある数字にちなみ三十三種類の椿を植えており、冬から春にかけて色とりどりの花を楽しむことができます。

交通のご案内

  • 住所
  • 東京都八王子市下恩方町3259
  • 電話
  • 042-651-3351

電車・バス※いずれも1時間に1本程度ですのでご注意ください

  • JR中央線・京王高尾線【高尾駅】北口1番のりば 「陣馬高原下」行き⇒(約15分)
     ⇒【大久保】下車 徒歩1分
  • 京王線【京王八王子駅】2番のりば 「大久保」行き⇒(約40分)
     ⇒【大久保】下車 徒歩1分
  • JR中央線【八王子駅】北口9番のりば「大久保」行き⇒(約40分)
     ⇒【大久保】下車 徒歩1分

※八王子西ICは関越道・青梅方面からは下りられないのでご注意ください

  • 圏央道【八王子西IC】 高尾・町田方面へ右折⇒川原宿を右折(陣馬高原方面)⇒(約5分)

タクシー※約2,000円

  • JR中央線・京王高尾線【高尾駅】北口より約15分